床暖房



寒い日に部屋を暖めるというと、今まではストーブかもしくはエアコンが一般的でしたが、最近は床暖房という方法が人気を集めています。
床暖房とはその名の通り、床に発熱装置を埋め込み部屋を暖めるというシステムで、電気ヒーターを利用するタイプや温水や蒸気を利用するタイプがあります。


この床暖房のメリットは何と言っても無駄が少ないという事です。
熱というのは上に逃げてしまうので、従来のストーブやエアコンだと部屋の上に熱が逃げてしまうので、部屋の温度は足元よりも天井の方が高くなってしまいます。

本当に暖めたいのは足元なのに、これでは足元よりも頭の方が暖まってしまいます。
床暖房なら床から熱が発せられているので、足元がポカポカ暖かく、頭の部分は足の部分に比べると温度が低いという理想的な部屋の環境になります。


また床暖房はストーブのように火を使わないので風や音、においなどに不快さを感じることはありません。
またエアコンやストーブを使ったときのような空気の乾燥も少ないので、喉を痛めたり肌が乾燥してしまう可能性も低くなります。

また床暖房は暖房装置を床の下に埋めてしまうので、その分部屋のスペースを広く使う事ができます、また使わないときに収納しておくスペースも必要ありません。


これだけ便利な床暖房なので寒い冬に向けて是非欲しいところですが、住宅を購入したときに備え付けられているならともかく、新たにこのシステムを導入するには費用がかなりかかるという難点もあります。
あるサイトで調べたところ、15畳のリビングに床暖房システムを導入するとしたら、床暖房システム本体の価格、床材の価格、フローリング工事費、電気工事費を合わせると100万円くらいかかってしまうという計算でした。

メーカーや業者によって値段の差はあるでしょうけど、導入するのにかなりの費用がかかるということは間違いないようです。
しかし、費用がかかっても部屋の快適さを求める人は床暖房の導入を考えてみてはどうでしょうか。