掛け軸



掛け軸とは、字や日本画などの絵や裂などで表装して、床の間などに掛けて鑑賞用として飾っておく物です。
この掛け軸は古くから日本にあり、和室にとても合うインテリアなので、油絵のような原色を使ったカラフルな掛け軸と言うのはあまり見たことがありません。
掛け軸に描かれている絵は、絵だと淡い感じの水墨画が多いようです。

掛け軸を飾る場所として最もポピュラーなのが、和室の部屋で座敷の床を一段高くし、飾りを置けるようにしてある床の間の部分の壁です。
この床の間は和室のアクセントとなる部分で、そこに花を飾ったり、置物を置いたりして楽しみます。
床の間にはあんまりこてこてと物をたくさん置かない方がすっきりとして美しく、ちょっとした花や置物と奥の壁に掛け軸を1つという感じが一般的です。

床の間にはあまり物をたくさん置かない分、置いてある物を季節や気分によって頻繁に取り替えます。掛け軸は、壁からはずしてくるくると巻けば筒状の状態になるので収納しておくのがとても楽です。
ですから、例えば水墨画の掛け軸なら、季節によって春らしい物や夏らしい物が描いてある掛け軸をいくつか所有しておいて、季節に合わせて床の間に飾れば部屋にとても季節感がでて素敵なインテリアになります。

掛け軸というと、昔から日本にある歴史の長い物なので、骨董品などのお店に行くと、昔の有名な画家が書いたというような作品がとても高価な値段で売られていたりします。

掛け軸にこだわりだすと、どうしても価値のある者が欲しくなってくるので、有名な人が書いた価値ある掛け軸と言うのは、欲しい人がたくさんいて、骨董品の中でも人気が高い商品の1つだそうです。
そんな歴史がある貴重な物でなくても、普通に専門店で探せば素敵なデザインの物がたくさん売られているので、気に入ったデザインの物を探して購入するといいと思います。

自宅の和室のインテリアに何かアクセントが欲しいという人は掛け軸を購入して飾ってみてはどうでしょうか。